1. ランチ難民とは
休憩時間であるランチタイムに食事を摂る事ができない人の事を「ランチ難民」と言います。近くに飲食店がない、忙しくて食事を摂る時間の確保が難しいなど人によって理由は様々ですが、近年ランチ難民問題は深刻化しており、問題視され続けています。
2. ランチ難民がうまれてしまう「原因」
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なぜ、「ランチ難民」がうまれてしまうのでしょうか?
会社に勤務する上で、ランチタイム=休憩時間は必ず設けられています。
しかし、最近はあらゆる理由が原因で
ランチタイムを十分に確保できない、ランチを食べられないという
ビジネスパーソンが多く、とても問題視されています。
どのような事が原因で満足するランチを食べられないのでしょうか。
理由をみていきましょう。
(1)会社の近くに飲食店が少ない
「気分をリフレッシュするついでに外でランチを食べたいけど
会社の近くに飲食店が少ない」という企業は意外と多くいらっしゃいます。
日本の企業は、ランチタイムの時間を45分〜1時間程度と定められているため
・あまり会社から離れたくない
・行きたいお店があるけどランチタイムが限られているので行けない
結果的に、近くに飲食店が少ないとコンビニ弁当やカップラーメンを食べるか
お弁当を持参するしか選択肢がなくなってしまいます。
(2)ランチタイムの混雑により、外食ができない
日本の大抵の企業が、
11時30分〜13時30分にランチタイムをとっていると言われています。
都内はもちろん、オフィスビルが立ち並ぶビジネス街に勤める従業員は、
・人気のお店がいつも並んでいる
・お店の待ち時間がもったいない
・エレベーターの待ち時間が長い
などが原因で、
外食をしたくても外食できないという人が多くいます。
(3)忙しさのあまりランチタイムを取る事すらできない
ランチ難民問題の中でも一番問題視されている原因です。
人手不足が深刻すると、従業員1人あたりの担う仕事の量が増え
・ランチタイムを摂る時間の確保が難しい
・自分のデスクで仕事をしながら片手で食べられるものを摂る
など、唯一の休憩時間でもゆっくり休む事ができない人が多くいます。
3. ランチ難民を解消しないと、企業はどうなるのか
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ランチタイムを自由に取れないと従業員はどうなると思いますか?
もし、従業員がしっかり栄養のあるランチを摂る事ができない
あるいはリフレッシュする時間であるはずのランチタイムを
ゆっくり休める事ができなかった場合
・栄養不足で体調を崩しやすくなる
・食べる時間をしっかり確保できず、早食いの癖がついてしまう
・十分なランチタイムの確保ができない事で会社に不満を感じる
・仕事への集中力やモチベーションが下がる可能性がある
・メンタルヘルス不調に陥る可能性がある
このような悪影響に繋がります。
従業員の離職に繋がりかねないので、なんとしても避けたいもの。
では、どのような対策をとればランチ難民を救う事ができるのでしょうか?
4. ランチ難民を救うには「社食サービス」の利用がオススメ
(1)社食サービスとは
「社食サービス」とは、
社内に社員食堂を作らずに低コストで社食を実現する事ができ、
従業員は、食事補助を活用する事でランチを安く食べられるサービスです。
いくつか種類があり、主に、この3種類に分類されます。
・会社の近くの飲食店を社食として利用できる「外食型 社食サービス」
・会社まで定期的にお弁当を届けてくれる「宅配型 社食サービス」
・支給される専用冷蔵庫を設置し、1個から自由に購入できる「設置型 社食サービス」
とは言っても、会社ごとのランチニーズに合わせて
社食サービスを活用しなければ、ランチ難民を解消する事ができません。
例えば、
・会社の周辺に飲食店はあるが、料金設定が少し高め
→「外食型 社食サービス」を活用する事で、
従業員は通常金額よりもランチを安く食べられ、料金設定が高いお店でも
ランチを食べに行きやすくなる。
・外に出る時間がないほど忙しく、外に買いに行く時間ももったいない
→「宅配型 社食サービス」を活用する事で、
エレベーターの待ち時間やお店に行くまでの時間、並ぶ時間を節約でき
忙しい人でもランチを摂りやすい環境を作る事ができる。
・ランチを摂る時間がバラバラでお弁当を持参する従業員がいる
→「設置型 社食サービス」を活用する事で、
自分の好きなタイミングで好きなものを1個から購入できるので
お弁当持参の人も外出の多い営業マンも平等に食事補助活用できる。
このように、
・従業員が普段どのようなランチの摂り方をしているのか
・本当はどのようなランチを食べたいのか
など、従業員のランチ状況を知った上で、社食サービスを選ぶ必要があります。
(2)導入コスト
社食サービスによって異なりますが
社内に社員食堂を作る事に比べると1/100まで抑えられると言われています。
初期費用がかからないものや毎月の固定費が5万以下のサービスも珍しくない為
新しい福利厚生を取り入れるのであれば、
社食サービスは比較的会社負担の少ない福利厚生だと思います。
以下、記事にて社食サービスの比較や料金形態を詳しく説明していますので
宜しければご覧ください。
(3)メリット
福利厚生の中でも食事補助は比較的会社負担が少なく、
特に、社食サービスは低コストで導入できるので、初期投資も少なく済みます。
それに加えて、社食サービスは従業員自ら食事補助を活用して
ランチを安く、健康的なものを食べられる為、直接的にメリットを感じやすく
従業員満足度が高くなる傾向があります。
メリットとしては、
・従業員の健康管理ができる
・健康的な身体作りを会社がサポートできる
・企業のブランド力がアップする
・従業員定着や離職率の低下、採用面の強化になる
・社内コミュニケーションが活性化する
・従業員の食費を抑える事ができる
など、会社も従業員も嬉しい効果がたくさんあります。
4. 企業によって異なる「原因」に合った社食サービス選びを
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まずは、導入を検討する前に自社のランチニーズを知る事が大切です。
従業員がどのようなランチタイムを望んでいるのか
そもそも、ランチタイムを十分に確保する事ができているのか
従業員にアンケートを取ってみるのも一つの方法ですね。
ランチ難民・ランチ問題を解消して、
毎日のランチをより安く、より健康的なものを食べられる環境作り、
従業員の健康的な身体作りを会社がサポートしませんか?